2025/12/20

Steve Cropper

スティーヴ・クロッパー(2025年12月3日 死去)は、

俺が音楽を聴き、学ぶ上で欠かせない存在だった。

彼は曲の感情に寄り添い、俺があらゆるギタリストを 

評価する上で基準となる黄金の規範であった。

彼のプレイには本当に心を動かされたよ。


俺が汗水流して稼いだお金で初めて買ったアルバムであり、

音楽における最初の愛でもあるオーティス・レディングの 

『Otis Blue』において、スティーヴは繊細でありながら 

強靭なバンドメンバーだった。

今でもそのアルバムは手元にある。

スティーヴ・クロッパー、ダック・ダン、アル・ジャクソン、

そしてブッカー・T・ジョーンズ 

“A Change Is Gonna Come” の中核を成すメンバーが作り上げた 

クライマックスは涙が出るほど感動的で、

バンドはオーティスと共に聴く人の心を 

揺さぶるような演奏をしていた。



スティーヴは、その感情の高まりにおいて 

非常に大きな役割を果たしており、まさにここぞという場所で、

まさに的確なフレーズを弾いている。

ときにはコードを、ときにはリードを。

彼はとても、とても抑制が利いていて、

必要とされる時以外は派手さや非凡さは一切見せなかった 

“Rock Me Baby” のように、信じられないほどの 

グルーヴを持つ曲こそ、その力が発揮されるんだ。


そしてソロで本領を発揮する時、スティーヴの演奏は、一音一音に意味がある。

彼とは何度か一緒に仕事をする幸運に恵まれた。

最後の共演は2021年の彼のラスト・ソロ・アルバム『Fire It Up』だった。

俺たちは一緒に“She's So Fine”という曲を作った。

彼がいないのは本当に寂しいが、音楽への彼の貢献は、

これからもずっと記憶され、称えられ続けるだろう。


(Paul Rodgers)

0 件のコメント:

コメントを投稿